初日レポート(2011.3.5 はやぶさ6号 投稿:GranClass Club )

カート 18時頃に、新青森駅ホームへ。
ホームにはやはり、多くのギャラリーやTVカメラがいました。

9〜10号車付近には、少し緊張している様子の3人のアテンダントの姿が。TVの取材も受けていました。

また、グランクラス用の軽食などが入っているのでしょうか、飛行機の機内食用さながらのカートがホーム上に準備されていました。


入線 18時4分、まだピカピカのE5系が、大勢の視線を浴びながら入線してきました。

そして間もなくドアが開き、車内へ。

グランクラスのドアの向こうには、「別世界」が待っていました。とにかく、新幹線とは思えない雰囲気です。


グランクラス車内



入線 座席上の荷物入れも大型で、飛行機のよう。1人用の小さいスーツケース(20×30×45cm位)を持っていましたが、 余裕で収納できました。

何枚か写真を撮り、席へ座ります。

営業運転開始前のグランクラス展示イベントで、実際のシートに座ったことはありましたが、改めて、座った瞬間に、椅子に包み込まれる感じがよみがえりました。 革張りのシートはすわり心地も抜群です。


グランクラス座席



バックシェル 座って正面を向くと、まず前の座席のバックシェルの”横幅”が本当に広く、びっくりしました。
とても新幹線に乗っているとは思えません。

発車前にはアテンダントが、各座席の荷物入れの閉まりをチェック。これがまたいかにも飛行機です(笑)

程なくして発車。スーッと出発して全然気づきませんでした。また直接的な振動が本当に無くて驚きます。


メニュー 間もなくして、全員におしぼりが配られました。紙おしぼりではなくしっかりした布製のもので、とても温かいものでした。

さて肘掛には、フリーで提供される飲み物や軽食が書かれている、メニューが挟まれていました。

チェックしていると、再度アテンダントが機内食カートのようなものを引っ張りながら、一人一人に希望の飲み物を伺いに来ました。
すぐその場で飲み物を頂くことができました。


グランクラスのメニュー ビールも複数種類あり、ソフトドリンクを頼むと、氷の有無も聞かれ、お好みのスタイルで、グランクラス特製のグラスに注いでもらい、飲むことができます。

その他、ワインは赤・白があり、どちらもラベルはグランクラスのマークが描かれたオリジナルのものでした。

リクエストすると一緒におつまみも頂けます。(逆に言えばリクエストしないと、特にもらえません。)


白ワイン ビール、ワイン、色々なソフトドリンク・・各席に思い思いの飲み物が配られた車内は、「離陸してシートベルトサインが消えた後の、食事前に飲み物が配られた飛行機のビジネスクラスの光景」にとてもよく似ており、印象的でした。

なお、食事(軽食)のほうは飲み物のように全員に配られるわけではなく、コールボタンまたは、通りがかりのアテンダントにリクエストする形となります。

また飲み物も2杯目以降は飛行機のようにアテンダントには聞かれませんので、自分で頼む形となります。
コールボタンを押すと、電源コンセントの上の小さなランプが光り、アテンダントがコールボタンを長押しすると消える仕組みのようです。


グランクラス軽食



暫くして、自分は和軽食と白ワインをお願いしました。
するとすぐに、黒いトレイにお弁当と白ワイン、グラスを乗せて持ってきて頂きました。

上り列車なので、和軽食の内容は「東京編」でしたが、どれもとても美味しかったです。
なお、お品書きは当初グランクラスの詳細発表時の内容と少々異なっていましたので、変更があったようです。

グランクラス廊下



お手洗いは9号車グリーン車側へ歩くとあります。
その間に”廊下”があり、両脇にはグランクラス用の飲み物の冷蔵庫や、 軽食などを準備するギャレー室があります。また、グランクラス用の各誌新聞・雑誌も並べて設置されていました。

洗面所 お手洗いも大変広いのですが、ちょっと暗いように感じました。
何故・・・? しかしすぐその”謎”が解けました。

鍵を閉めると、明るくなるのです。もう、どこまでも飛行機気分ですね(笑)


そうこうしているうちに、乗車から1時間半が過ぎ、仙台に到着。
仙台までしか取れなかったため、ここでグランクラスともお別れとなりました。

なお今回はサービス当初ということもあり、グランクラス専属アテンダントはメインで2名おり、 更にもう1名、責任者のようなスーツにNREお腕章を付けた女性の方がおり(片付けなどの対応もしていました)、 実質3名の方がグランクラスの接客にあたっていました。
そのためアテンダントが少し慌しく感じられました。
まだ初日ですので仕方ないことだと思います。これから徐々に落ち着いてくることでしょう。

・E5系グリーン車と比較

グリーン車 仙台から東京は隣のグリーン車となり、結果的に乗り比べができたのですが、
比べるとやはりグリーン車の方がモーター音が聞こえました。この時グランクラスが如何に静かだったかが改めてわかりました。

シートピッチについては、バックシェルという形状のせいもあるかもしれませんが、 前列の人が背もたれを後ろに倒していないグリーン車とそんなに大きくは変わらない気がしました。(もちろん、グランクラスのほうが広いのですが。)


・乗り終えて

マーク なんといっても随所随所で”飛行機”を意識(参考に?)しているように感じました。
とにかく、普通車やグリーン車と、グランクラスでは明らかに雰囲気が異なっていました。

その内装や凝った照明からくる豪華さ、同時に、(空間がそもそも車両の半分程度しかないこともあり、)こじんまりとしている感じもします。
またシートが大きく、覆われており、乗客の行き来が殆どないのでとにかく落ち着いているという印象です。

とにかく時間があっという間に過ぎてしまうシートであることは間違いありません。




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