グランクラス乗車レポート

グランクラス乗車記 【 お名前 】:Nico-G
【 乗車日 】:2015/03/21
【 乗車列車 】:「はくたか」
【 乗車駅 】:東京
【 降車駅 】:新高岡


グランクラスに乗車したきっかけ。
私の住まいは神戸なのですが実家が富山県にあり、たまたま東京での仕事がはいったため帰省も兼ねて、前の週に開通したばかりの北陸新幹線に乗ってみようと思った。

車内はとても広く、他のお客さんと行き違うのも大して苦ではありません。
頭上の荷物棚は飛行機のように扉が付いているタイプ。一人あたりでもかなり多くの荷物を収容できます。
サイドポケットには持ち帰り自由の雑誌(観光情報)とアメニティセット(スリッパなど)があります。
シート脇の小物入れは携帯電話や財布を入れるなど意外と便利ですが、忘れ物には注意です。
そしてなにより、かなり静かです。ゆれもほとんど感じません。

東京駅を定刻通り出発し、すぐに車掌さんと本日の専任アテンダントさんから挨拶がありました。
その後、前方から順番にアテンダントさんがウェルカムドリンクのオーダーと軽食を提供するタイミングを聞きながら、おしぼりを配っていきます。

朝から何も食べられていなかった私は、すぐに洋・軽食
(信州ハム製熟成ロースハムとチーズ、オリーブ入りツナサラダ サンドイッチとスクランブルエッグ)
と加賀梅酒スパークリングをオーダー。
グラスにはGranClassのロゴが入った少しお洒落なものです。

途中、大宮駅付近にある『鉄道博物館』の屋上からチビッ子達が大勢、カメラをかまえていました。
そのスグ、後くらいにアナウンスが流れ
『お客様の中にお医者様はおられませんでしょうか。』
ドラマ以外で初めて聞きました。。

東京駅を出発してスグは 都会の町並み
埼玉県〜長野県にかけては 大きな山脈
新潟県〜終点・金沢にかけて
南側は【立山連峰】・北側は【日本海】
と景色・車窓には困ることがありません。

グリーン席との間にはグランクラス向けのトイレと洗面台があります。
アテンダントさんの控え室もそこにあり、見物しようと来たお客さんを
『誠に申し訳ございませんが、切符をお持ちでない方のご見物はお控えいただいております』といって対応していました。
また、グランクラスで用意しているスナック類はご当地の名物を使ったものなので通常のワゴン販売で売られているようなスナックは用意されていませんが、手元のボタンでアテンダントを呼ぶとメニューを持ってきてくれて、自分の席で注文すればアテンダントさんがワゴン販売まで買いにいってくれます。
なのでグランクラス以外のお客さんとすれ違うことすらありません。

各停車駅ではアテンダントさんが乗降口へ出て『お見送り』と『お出迎え』をしてくれます。

アルコールを含むドリンク類は飲み放題なので飲みすぎには注意です。
私の前の席(旦那さんと奥さんと娘さん)の旦那さんは日本酒を結構なハイペースで何杯も飲まれていて、途中、『上越妙高駅で後続のかがやき号の追い抜きのため待機』をしていた時に旦那さん(かなり酔ってる)がカメラをもって【かがやき号】の写真を撮りに行ったまま新幹線が出発してしまい、
お出迎えから戻ったアテンダントさんが全車両、探しに行っていました。
その際も呆れていた奥様に『私が探してまいりますので、奥様はこちらでお寛ぎください』と言って
つい1時間ほど前に初めて会った人を探してくるあたりは 流石の【専任アテンダント】ですね。

下車した新高岡駅は新装されているので、やはりキレイで気持ちよかったです。
金沢駅・新高岡駅・富山駅周辺ではこれまで手動改札だったので
自動改札機自体が初めてで戸惑うのに、
新幹線の切符(特急券と乗車券の2枚を重ねて通す)は余計にわからないようで
『通れないぞ!』『どうなっているんだ!』など怒声が飛び交っており、
改札周辺は大渋滞でした。

やはり乗り心地は最高でした。
金額がもう少しだけでも下がってくれれば、毎回でも利用したいと思います。
関西延伸が待ち遠しいです。



※ユーザーレポートは、一部を除き原文で掲載しております。
※乗車した地点の情報であり、現在と情報が異なる場合があります。